研究室について

半導体2次元物質からなるヘテロ構造をベースに電子物性、光応答、量子デバイスを研究します。 特に結晶格子の干渉により生じるモアレ格子において電子が織りなす多彩な強相関電子物性、量子機能性を半導体2次元物質でデザインし、 精密な電気的制御、光測定により振る舞いを明らかにします。
2024年7月に立ち上がった新しい研究室です、東京大学本郷キャンパス工学部6号館を中心に理化学研究所とも連携して研究を行います。

News

[2024.07.22] FOPS2024で招待講演を行いました

[2024.07.01] 東京大学に着任しました

メンバー

研究内容

半導体モアレ格子における強相関電子状態の発見

Y. Shimazaki et al., Nature 580, 472 (2020)
Y. Shimazaki et al., Physical Review X 11, 021027 (2021)

ハイブリッド励起子状態の電気制御

Y. Shimazaki et al., Nature 580, 472 (2020)

励起子-正孔のフェッシュバッハ共鳴の観測

I. Schwartz, Y. Shimazaki et al.,
Science 374, 336 (2021)

経験できる技術

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デバイス作製技術

電子線リソグラフィ、真空蒸着、ドライエッチング、電子顕微鏡など半導体デバイス作製に必要な技術を学べます。

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光学測定技術

レーザー、スペクトロメーター、光ファイバ、極低温光学実験、自作の顕微鏡、光学系の構築方法など様々な光測定技術を学べます。

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電気計測・制御技術

ロックイン測定、低雑音測定、多重ゲート制御など半導体デバイスの電気計測・制御技術について学べます。

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装置の製作

ヘテロ構造作製装置、電気測定用のアンプなど自作します。基礎的な機械設計、CAD、金属加工、電子工作、PCB設計、マイコン、モーター制御などを学べます。

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プログラミング

Pythonを用いてヘテロ構造作製装置の制御ソフトウェアの作成、試料の画像解析、計測用ソフトウェアの作成、実験データ解析などを行います。