arrow_empty Home        arrow_empty Japanese
 
  • Purpose
  • History
  • Research
  • Members
  • Contact us
  • Links


Contact Address:

Quantum-Phase Electronics Center
School of Engineering, The University of Tokyo, 7-3-1, Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo

COE International Symposium

line
◆日時: 平成14年11月18日-20日 (入場無料、但し懇親会参加の場合は 1,000円)
◆場所: 東京大学農学部弥生講堂
第6回物工COE国際シンポジウム開催される
平成14年11年18,19,20日に、弥生講堂において表記のシンポジウム「スピン-電荷-光結合系の相制御」を開催した。 これは、平成8年度にスタートし2年間の延長を経て平成14年度に終了するCOE形成基礎研究費による活動の締めくくりのシンポジウムで、 その母体である物理工学専攻と本COEに関連して2年前に設立された量子相エレクトロニクス研究センターの共催である。 電子間に強い相関が存在すると、その内部自由度であるスピン、電荷及び軌道に特異的な秩序構造が生じ、 それを光等の外場と結合させることによりその集団を制御できる可能性がある。 本COEでは、この物理現象の開拓と原理の解明及び新しいエレクトロニクスへの展開を目標に研究活動を行なってきた。 このテーマに沿って、海外からLaughlin教授(スタンフォード大学)を始めとする8人を、国内からは11名を招待講演者に迎え、COEプロジェクト内から7名が発表を行なった。シンポジウムでは、高温超伝導の舞台である銅酸化物、巨大磁気抵抗効果を引き起すマンガン酸化物、 スピントロニクスや励起子凝縮の舞台となる半導体、強磁場で超伝導が生まれる分子性導体、さらには原子系のボーズ凝縮に至る多彩な系における現象が紹介され議論された。 そこでは、電子間あるいは粒子間の相互作用が物質という舞台の設定に応じて電荷、スピン、軌道の秩序を通して多彩な電子物性を産むことが認識され、 基礎科学及び工学基礎への展開という意味でもこの分野の将来性を一同感じ取ることが出来た。尚、COEプロジェクト内の各研究室の成果はポスターでも紹介された。 シンポジウムは、150名の参加者を得て盛況のうちに終了した。
鹿野田一司(シンポジウム幹事)

 
021118_pic01
(1)
021118_pic02
(2)
(1) 質疑応答でのLaughlin教授
(2) 講演する十倉教授